淡くて透明な純愛オムニバス
バス走る
佐原ミズ
「明日の君が…どうか笑っていますように」
バス停から切り取られた、淡くて透明な純愛オムニバス
「自分は幸せだって、毎日嘘を吐いて生きています」。
過去に負った心の傷から、臆病に生きる男女。
ふたりの唯一の安心(しあわせ)は、大好きな焼き鳥を買い、
バスに揺られて帰るひとりきりの時間────。
最終バスの発車前、ふたりに起こったささやかな奇跡とは!?(「バス走る。-烏帽子街停留所-」)
「バス走る。」「天気読み」「ナナイロセカイ」を収録した珠玉の短篇集。
©佐原ミズ/コアミックス